*02:32JST NY外為:ドル・円再び200DMA137.05円試す展開、日米金利差拡大観測根強く ドル・円は136円15銭付近で底堅い展開となった。重要な節目200日移動平均水準の137円05銭も再び視野に入った。

5月連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて、6月利上げ停止観測が一時は強まったが、長期期待インフレ率の予想外の上昇を受けて追加利上げ観測が再燃。さらに、FRB高官のタカ派発言を受けて、日米金利差拡大観測に伴うドル買い、円売りが強まった。

アトランタ連銀のボスティック総裁は「インフレ対処は最優先課題」と再確認。また、「高インフレは追加利上げに傾斜する必要性を示唆しているかもしれない」と、追加利上げの可能性を残した。また、米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も、労働市場が「非常に強い」「インフレはピークから鈍化も依然過剰に高い水準にある」「インフレにおいて、恐らくまだなすべき仕事がある」と、やはり追加利上げも辞さない姿勢を見せた。一方で、日銀は当面緩和策を維持する姿勢を修正していない。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル・円再び200DMA137.05円試す展開、日米金利差拡大観測根強く