*06:37JST NY債券:米長期債相場は反落、将来的なインフレ期待高まる 12日の米国長期債相場は反落。米ミシガン大学がこの日発表した5月消費者信頼感指数(速報値)は市場予想を下回る57.7に低下したが、5年先のインフレ期待は4月の3.0%から3.2%まで上昇したことが債券利回りの上昇につながった。6月に利上げが停止される可能性は高いものの、早期利下げ観測は後退。

CMEのFedWatchツールによると、12日時点で6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%となる確率は83%程度で利下げ確率は0%。7月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%となる確率は58%程度。0.25ポイントの利下げ確率は32%程度。10年債利回りはアジア市場で3.368%近辺まで低下したが、その後はじり高となり、米国市場の取引終了時点にかけて3.463%近辺まで上昇した。

イールドカーブは若干のフラットニング。2年-10年は-52.00bp近辺、2-30年は-20.00p近辺で引けた。2年債利回りは3.99%(前日比:+9bp)、10年債利回りは3.46%(前日比+8bp)、30年債利回りは、3.79%(前日比:+5bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は反落、将来的なインフレ期待高まる