NY外為市場でドルは続伸した。米商務省が発表した10-12月期国内総生産(GDP)速報値が予想を上回ったほか、週次新規失業保険申請件数も予想外に20万件を下回り労働市場のひっ迫が再表明された。

結果を受けて米国経済への悲観的見方が後退。同時に米連邦準備制度理事会(FRB)が当面利上げを継続するとの思惑も強まり、米国債相場も軟調。10年債利回りは3.5%台を回復した。ドル買いも強まり、ドル・円は129円68銭から130円55銭まで上昇し日中高値を更新した。ユーロ・ドルは1.0918ドルから1.0851ドルまで下落し、24日来の安値を更新。ポンド・ドルは1.242ドルから1.2346ドルまで下落し、日中安値を更新した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ドル続伸、米経済への悲観的見方が後退