20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、130円61銭まで上昇後、129円45銭まで反落し引けた。

日本のインフレ加速にもかかわらず黒田日銀総裁が拡張的な政策を継続すると再表明したため日米金利差拡大観測を受けたドル買い・円売りが再開した。その後、米12月中古住宅販売件数が予想を上回ったものの2010年来の低水準に落ち込んだほか、タカ派で知られる米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が次回会合で25BPの利上げを支持したためドル買いが後退した。


ユーロ・ドルは、1.0802ドルまで下落後、1.0859ドルまで反発し、引けた。米長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。

ユーロ・円は141円21銭へ上昇後、140円47銭まで反落。日欧金利差拡大観測に伴うユーロ買い・円売りが再燃。

ポンド・ドルは、1.2336ドルへ下落後、1.2401ドルまで上昇。

ドル・スイスは、0.9235フランへ上昇後、0.9196フランまで反落した。

  [経済指標]・米・12月中古住宅販売件数:402万戸(予想:395万戸、11月:408万戸←409万戸) <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 1月20日のNY為替概況