23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円55銭から133円14銭まで上昇し、引けた。米国の11月耐久財受注速報値が予想以上に落ち込む一方、11月コアPCE(個人消費支出)価格指数は予想上振れとなり、10年債利回りが3.74%台まで上昇してドル買いになった。その後、11月新築住宅販売件数が予想外に増加し、12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は上方修正も、1年期待インフレ率確報値が下方修正され、10年債利回りが低下してドル買いは後退した。

 ユーロ・ドルは1.0593ドルから1.0633ドルで上下し、引けた。ユーロ・円は140円75銭に下落後、141円21銭まで上昇した。

 ポンド・ドルは1.2024ドルから1.2086ドルでもみ合い。ドル・スイスフランは0.9286フランに下落後、0.9342フランまで上昇した。

[経済指標]
・米・11月コアPCE価格指数:前年比+4.7%(予想:+4.6%、10月:+5.0%)
・米・11月個人所得:前月比+0.4%(予想:+0.3%、10月:+0.7%)
・米・11月個人消費支出(PCE):前月比+0.1%(予想:+0.2%、10月:+0.9%←+0.8%)
・米・11月耐久財受注速報値:前月比-2.1%(予想:-1.0%、10月:+0.7%←+1.1%)
・米・11月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.2%(予想:0.0%、10月:+0.1%←+0.5%)
・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.1%(予想:-0.3%、10月:+1.4%←+1.5%)
・米・11月新築住宅販売件数:64.0万戸(予想60.0万戸、10月:63.2万戸)
・米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:59.7(予想:59.1、速報値:59.1)
・米・12月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:4.4%(速報値:4.6%)

<KK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 12月23日のNY為替概況