(13時50分現在)

S&P500先物      3,827.80(+5.4)
ナスダック100先物  10,967.30(+11.2)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は40ドル高。米10年債利回りは上げ渋り、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


22日の主要3指数は反落。序盤から下げ幅を拡大し、3日ぶりにマイナスへ転落したダウは一時800ドル超下げた後、348ドル安の33027ドルで引けた。この日発表された新規失業保険申請件数は予想ほど悪化しなかったものの、インフレの押し上げ要因との見方が浮上。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化で企業業績や個人消費への影響が懸念され、金利高を手がかりにハイテクや景気敏感、消費などが下げを主導した。


本日は下げ渋りか。景気先行指数は悪化の度合いを強めており、引き続き先行き不透明感による売りが出やすい。今晩のコアPCE価格指数は前回から伸びの鈍化が予想されるものの、物価の高止まりが顕著なら実体経済を圧迫するとの見方が広がりそうだ。耐久財受注や住宅関連統計も前回を下回るとみられ、弱材料になりやすい。一方で、前日の大幅安により割安感の生じた銘柄には買戻しが期待され、相場を支える可能性はあろう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、前日大幅安で買戻しに期待