14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円60銭から135円99銭まで上昇し引けた。連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を50BP引き上げを決定。声明では「利上げ継続が適切となる可能性が強い」と追加利上げを示唆した。見通しでは19人のメンバーのうち17人が23年の金利を5%以上と予想、中間予想が5.1%と市場の想定を上回る水準となったことが明らかになると利上げ観測が再燃し長期金利上昇に伴うドル買いが加速。その後、パウエルFRB議長がタカ派色維持する姿勢を再確認すると同時に、指標次第では2月FOMCで利上げ幅をさらに縮小する可能性を示唆すると金利が再び低下に転じドル買いも後退。

ユーロ・ドルは、1.0622ドルまで下落後、1.0695ドルまで上昇し引けた。

ユーロ・円は143円53銭から144円59銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.2345ドルから1.2446ドルのレンジで上下に振れた。

ドル・スイスは、0.9280フランから0.9216フランまで下落した。

  [経済指標]・米・11月輸入物価指数:前月比-0.6%(予想:-0.5%、10月:−0.4%←-0.2%)【金融政策】・米連邦公開市場委員会(FOMC)・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.50ポイント引き上げ、4.25-4.50%に決定

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情報提供元: FISCO
記事名:「 12月14日のNY為替概況