米7-9月期非農業部門労働生産性改定値は前期比年率+0.8%となった。伸びは速報値+0.3%から上方修正されたものの予想を上回り昨年10−12月期以来で最大。3四半期ぶりのプラス。

一方で、同期単位労働コスト改定値は前期比年率+2.4%と、速報値+3.5%から予想以上に鈍化。伸びはマイナスとなった昨年1−3月期以降で最小にとどまった。

労働コストの伸びが予想以上に減速したため米国債相場は上昇。10年債利回りは3.50%まで低下。ドル売りが優勢となり、ドル・円は137円40銭から136円88銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0651ドルまで上昇した。

【経済指標】・米・7-9月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率+0.8%(予想:+0.6%、速報値:+0.3%)・米・7-9月期単位労働コスト改定値:前期比年率+2.4%(予想:+3.1%、速報値:+3.5%)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米Q3期非農業部門労働生産性・単位労働コスト改定値、ドル続落