5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円40銭から144円85銭まで上昇し、144円65銭で引けた。米9月ISM非製造業景況指数が予想を上回ったほか、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁がインフレは多くが想定していた以上に長期化しており、世界経済の成長減速への影響を考慮していくとしながらも、FRBの利上げ継続する姿勢を表明、利上げペースを鈍化する壁は高いとし、23年の利下げは予想しないとタカ派姿勢を維持したため長期金利に伴うドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは0.9921ドルから0.9835ドルまで下落し、0.9886ドルで引けた。ユーロ圏PMIが景気後退示唆したためユーロ売りが再開。ユーロ・円は143円30銭から142円44銭まで下落。FRBの大幅利上げ観測が再燃し、リスク回避の円買いが再燃。ポンド・ドルは1.1227ドルまで下落後、1.1358ドルました。ドル・スイスは0.9810フランから0.9889フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米大幅利上げ継続観測が再燃し、ドル反発