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大幅続伸で高値更新。岩井コスモ証券では投資判断を新規に「A」、目標株価を1600円としている。自動運転やロボットなど、大量データの高速処理を必要とする製品やサービスの開発増加を追い風に、中期的な成長が期待できる企業として注目としている。22年9月期は3期ぶりの増収増益を予想し、23年9月期も5割の営業増益を予想している。
九州リース<8596>:620円(+13円)
出来高も伴い続伸。第1四半期2ケタ増収増益決算を受け、その後の株価は上値追い基調を強めていたが、前日には最終損益の上方修正を発表、一段と上昇幅が広がる展開に。SKライフサポートによるシノケングループの公開買付けが成立し、保有するシノケン株の全てを売却することで、投資有価証券売却益3,016百万円が特別利益へ計上される見込みとしている。通期純利益は従来予想の22億円から43億円に引き上げ。
日電波<6779>:1590円(+202円)
大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を2200円から2400円に引き上げている。円安に加え、足下の事業環境変化もプラス材料として織り込み、業績予想を上方修正している。中国ロックダウンに伴う自動車減産 、サプライチェーン混乱の影響などを乗り切り、今後の見通しは良化としている。23年3月期営業利益は従来予想の55億円から65億円にまで引き上げ。
ステラケミファ<4109>:2850円(+154円)
大幅続伸。前日に自己株式の取得実施を発表している。発行済み株式数の4.0%に当たる50万株、17億円を取得上限としており、取得期間は8月25日から23年3月24日まで。高水準の自社株買いに伴う需給の改善期待が高まる展開になっているようだ。資本効率の向上および株主還元の強化を目的とした機動的な資本政策の遂行を可能にすることを取得目的としている。
神戸物産<3038>:3725円(-185円)
大幅続落。前日に7月の月次動向を発表している。単体売上高は前年同月比11.4%増となったが、経常利益は同14.8%減と5カ月ぶりのマイナスに転じている。減益要因は、為替関連の評価損が計上されたことが主因で、一過性な要素は強い。ただ、売上総利益の増益率も22年10月期に入ってからは最も低水準であり、円安や原材料費上昇の影響が強まりつつあるとの見方も優勢に。
HOUSEI<5035>:1095円(+43円)
大幅に反発。東証が25日から信用取引規制を解除したことが好感されている。前営業日まで信用取引による新規の売付及び買付に係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする規制措置を受けていた。日証金も増担保金徴収措置を解除している。HOUSEI株は9日に上場来高値を記録した後は大きく値を下げており、規制解除を機に押し目買いも入っているとみられる。
メディカルN<3645>:467円(+26円)
大幅に続伸。連結子会社のノーエチ薬品(大阪府松原市)と共同で「デンター漢方錠」を開発・販売したと発表している。口腔周りから全身の健康を導くプラットフォーマー戦略の一環。漢方処方「抑肝散」配合の第2類医薬品で、ストレスによる自律神経のアンバランスを整え、神経の高ぶりからくる不眠症や神経症を緩和する。歯ぎしりのほか、不眠症や神経症、更年期障害などに効果・効能があるとしている。
ペルセウス<4882>:418円(+13円)
反発。抗トランスフェリン受容体抗体PPMX-T003の真性多血症(PV)患者による第I相試験で、第1例目及び第2例目の被験者への投与が開始されたと発表している。第I相試験は今期中の完了を予定している。PPMX-T003は、細胞における鉄の取り込みに関与するトランスフェリン受容体を標的としており、赤血球が異常に増える疾患であるPVに対して赤血球数を正常化する効果が期待されているという。 <ST>