24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円54銭から137円24銭まで上昇し、137円13銭で引けた。米7月耐久財受注統計で、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注や国内総生産(GDP)算出に用いられるコア資本財の出荷が予想を上回る伸びとなったため、成長減速への懸念が緩和。さらに、2年債に続き低調な結果となった5年債入札結果を受けた債券利回りの上昇でドル買いが強まった。

ユーロ・ドルは0.9910ドルへ下落後、0.9999ドルまで反発し、0.9966ドルで引けた。欧米金利差拡大観測に伴うユーロ売りが継続。ユーロ・円は135円68銭から136円78銭まで上昇した。景気減速への懸念に伴うリスク回避の円買いが後退。
ポンド・ドルは1.1756ドルまで下落後、1.1826ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9632フランから0.9688フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:良好な米経済指標で成長減速懸念和らぎ、ドル買い再燃