日経平均は471円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が続落したことが東京市場の株価を抑え、特に、ナスダック総合指数、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%を超す下げとなり、ダウ平均(0.4%下落)より下落率が大きかったことが東京市場のハイテク株や半導体関連株の買い手控え要因となった。また、引き続き、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、対ロ制裁の強化による世界経済への影響、中国での新型コロナ感染拡大、インフレ高進や米金融引き締め加速観測など懸念材料が多く、株価の重しとなった。一方、国際エネルギー機関(IEA)が石油備蓄の追加放出を決めたことから過度なインフレ警戒感が後退し、株価の支えとなり、また、昨日の日経平均が400円を超す下げとなったことから押し目買いも入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は471円安、寄り後は下げ幅拡大