(13時50分現在)

S&P500先物      4,519.80(+8.2)
ナスダック100先物  14,665.80(+11.5)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は60ドル高。NY原油先物(WTI)の上昇は抑制され、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


22日の主要3指数は反発。序盤から買いが先行し、その後も前日終値を上回って推移した。ダウは254ドル高の34807ドルで取引終了。全般的に割安感が目立ち買戻しが入りやすいなか、好業績を記録したナイキが急騰し相場の上昇に寄与した。連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速が引き続き警戒されるものの、長期金利の上昇はこの日の取引で金融株買い要因に。半面、原油相場の上昇一服で、エネルギー関連は失速した。


本日は底堅い値動きか。原油相場の高止まりを受け、インフレ高進による影響を懸念した売りが出やすい。また、ロシアとウクライナの停戦に向けた交渉は難航しているもようで、引き続き指数を下押しする可能性があろう。一方、パウエルFRB議長をはじめ当局者から利上げ幅拡大など、一段の金融正常化に向けた発言が続く。そうしたなか、今後の政策方針に関する不透明感が払しょくされつつあり、割安感のある銘柄を中心に買戻しが見込まれる。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:底堅い値動きか、金融政策の不透明感は払しょく