15日の米株式市場では米NYダウが422.67ドル高の34988.84、ナスダック総合指数が348.84pt高の14139.76、シカゴ日経225先物が大阪日中比605円高の27445円。ドル・円は1ドル=115.60-70円。地政学リスクの後退を受けた前日の米株式市場の大幅反発を支援要因に全般買い戻しが先行しよう。とりわけ、+2.52%と大幅反発したナスダックを背景に村田製<6981>、イビデン<4062>、三井ハイテク<6966>などのハイテク株の上昇が予想される。また、+5.46%と急反発した米SOX指数を刺激材料に東エレク<8035>、スクリン<7735>、アドバンテスト<6857>なども上昇するだろう。ただ、16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(1月開催分)が公表予定で、内容を見極めたいとの思惑もあり、上値では戻り待ちの売りが出よう。ほか、米1月生産者物価指数(PPI)の予想比上振れを受けて米長期金利が再び2%を超えてきていることもあり、第一生命HD
<8750>や三菱UFJ<8306>などの反発も予想される。一方、原油先物価格の下落を受けてINPEX<1605>や石油資源開発<1662>などには利益確定売りが先行しそうだ。ただ、前日も大きく下落していたことで、押し目買いも入りそうだ。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:第一生命HDや三菱UFJなどに注目