2月1日のドル・円は、東京市場では115円19銭から114円89銭まで下落。欧米市場では、115円04銭から114円57銭まで下落し、114円69銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に114円台で推移か。欧米株高を意識して、リスク回避的な円買いは抑制される可能性がある。

報道によると、フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は1日、今年4回の利上げを実施することが適切と表明したが、「3月に50ベーシスポイントの利上げを実施する必要はない」との見方を伝えた。セントルイス地区連銀のブラード総裁も同じような見方を示しており、3月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ポイントの利上げが決定されることがほぼ確実となった。

市場関係者の間では年内4回以上の利上げ実施が想定されているようだ。ただ、2023年以降については「2022年後半におけるインフレ次第」との声が聞かれている。現時点では2023年も複数回の利上げ実施が予想されているものの、米連邦準備制度理事会(FRB)はバランスシートの大幅な圧縮を検討する可能性があるため、一部の市場参加者は「FRBは年末時点で利上げを休止することも十分あり得る」と予想している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:欧米株高を意識して円買い抑制の可能性も