労働省が発表した7-9月期非農業部門労働生産性改定値は前期比年率−5.2%となった。速報値から上方修正予想に反して下方修正され1947年10−12月期以降74年ぶり最低に落ち込んだ。同期単位労働コスト改定値は前期比年率+9.6%。速報値+8.3%から伸びが予想以上に上方修正され昨年10−12月期以来最大の伸び。

商務省が同時刻に発表した10月貿易収支は671億ドルの赤字。赤字幅は9月814億ドルから縮小したものの予想は上回った。

労働生産性は落ち込んだが単位労働コストの上昇などから、賃金インフレの上昇で米国債相場は続落。10年債利回りは一時1.465%まで上昇。ドル・円は113円50銭から113円78銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.1260ドルから1.1228ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・7-9月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率−5.2%(予想:-4.9%、速
報値:-5.0%)
・米・7-9月期単位労働コスト改定値:前期比年率+9.6%(予想:+8.3%、速報値:+
8.3%)
・米・10月貿易収支:‐671億ドル(予想:-668億ドル、9月:−814億ドル←-809億ドル)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米Q3非農業部門労働生産性改定値/10月貿易収支、ドル上昇