全米住宅産業協会(NAHB)が発表した米11月NAHB住宅市場指数は83と、予想外に10月80から上昇した。9月企業在庫は前月比+0.7で、伸びは予想+0.6%を上回った。8月分は+0.6%から+0.8%へ上方修正された。

事前に発表された10月鉱工業生産は前月比+1.6%と9月のマイナスからプラスに改善3月来で最大の伸び。10月設備稼働率は76.4%と、予想を上回り2019年12月以降2年ぶり最高となりパンデミック前の水準を回復した。

米国債相場は下げが一服。10年債利回りは1.63%まで上昇後は、1.6%前後でもみ合いとなった。ドル・円は114円64銭まで上昇しほぼ1カ月ぶり高値を更新後な114円50銭で伸び悩んだ。ユーロ・ドルは1.1330ドルまで下落後、1.1345ドルで戻りの鈍い展開となった。

【経済指標】
・米・10月鉱工業生産:前月比+1.6%(予想:+0.9%、9月:-1.3%)
・米・10月設備稼働率:76.4%(予想:75.9%、9月:75.2%)
・米・11月NAHB住宅市場指数:83(予想:80、10月:80)
・米・9月企業在庫:前月比+0.7%(予想:+0.6%、8月:+0.8%←+0.6%)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米住宅市場指数予想外に上昇、10月設備稼働率はパンデミック前の水準回復、ドル堅調