4日の米国市場ではNYダウが33.35ドル安の36124.23と緩んだが、ナスダック総合指数は128.72pt高の15940.31と連日で史上最高値を更新。シカゴ日経225先物は大阪日中比45円安の29775円と弱含み。4日早朝の為替は1ドル=113.70-80円(4日午後3時は114.15円)。米10年国債利回りは1.50%と前日の1.60%から一時0.1%も大きく低下。先日のハト派な結果に終わった米連邦公開市場委員会(FOMC)に続き、利上げが見込まれていた英国で、英中央銀行が政策金利を据え置いたことが世界的な緩和策長期化への期待につながった。米長期金利の低下や米ハイテク株高を追い風にソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、TDK<6762>などが買われそうだ。また、投資判断の引き上げをきっかけに急伸したエヌビディアや好決算を発表したクアルコムを刺激材料に+3.5%と大幅高となった米フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)を支援要因に、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、スクリン<7735>、アドバンテスト<6857>なども堅調に推移することが見込まれる。他方、原油先物相場の下落を受けてINPEX<1605>や石油資源開発<1662>などは弱含みとなろう。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:レーザーテックや東エレクなどに注目