4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円03銭まで強含んだのち113円51銭まで下落し、113円76銭で引けた。週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを好感してドル買いが強まったのち、7-9月期の非農業部門労働生産性速報値が40年来の低水準となったほか、貿易赤字の拡大で第3四半期国内総生産(GDP)成長がさらに下方修正されるとの懸念が広がり、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1573ドルまで上昇後、1.1528ドルまで下落し、1.1555ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が当面ハト派姿勢を維持するとの見方にユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は131円79銭から131円02銭まで下落。ポンド・ドルは1.3636ドルから1.3471ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9119フランまで下落後、0.9145フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:英中央銀行の政策金利据え置きでポンド売り強まる