米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は前週比1.4万件減の+34万件と、前回35.4万件から予想以上に減少しパンデミック以降で最小となった。失業保険継続受給者数は274.8万人と、前回290.8万人から予想以上に減少した。

4-6月期非農業部門労働生産性改定値は前期比年率+2.1%。伸びは速報値+2.3%から予想外の下方修正となった。同期単位労働コスト改定値は前期比年率+1.3%と、伸びは速報値+1.0%から予想以上に上方修正され1−3月期のマイナスからプラスに改善。

同時刻に商務省が発表した7月貿易収支は‐701億ドルととなった。赤字幅は6月732億ドルから予想以上に縮小した。

良好な雇用関連指標や赤字の縮小で、回復期待感が強まった。ドル買いが優勢となり、ドル・円は109円97銭から110円06銭まで強含み推移。ユーロ・ドルは1.1852ドルから1.1836ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数:+34万件(予想:34.5万件、前回:35.4万件←35.3万件)
・米・失業保険継続受給者数:274.8万人(予想:280.8万人、前回:290.8万人←286.2万人)
・米・4-6月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率+2.1%(予想:+2.5%、速
報値:+2.3%)
・米・4-6月期単位労働コスト改定値:前期比年率+1.3%(予想:+0.9%、速報値:+
1.0%)
・米・7月貿易収支:‐701億ドル(予想:-709億ドル、6月:−732億ドル←-757億ドル)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】新規失業保険申請件数がパンデミック以降で最小、ドル買い