2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円54銭から109円19銭まで下落し、109円32銭で引けた。この日発表された7月米ISM製造業景況指数は予想外に2カ月連続で低下し、長期金利の低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、ウォーラーFRB理事 が労働市場の回復次第で9月までに緩和縮小をを発表する準備が整う可能性に言及したため、ドルは下げ止まった。

ユーロ・ドルは1.1890ドルから1.1865ドルまで下落し、1.1872ドルで引けた。ユーロ・円は130円21銭から129円60銭まで下落。中国7月財新製造業PMIが予想以上に悪化したほか、世界の新型コロナ流行再燃が景気回復を妨げるとの懸念にリスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは1.3918ドルへ強含んだのち、1.3876ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9068フランへ強含んだのち、0.9038フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル円弱含み、7月ISM製造業景況指数は予想を下回る