本日のマザーズ先物は反落が予想される。18日の米国市場は、小売りの好決算を好感し、寄り付き後、上昇した。その後、米4月住宅着工件数が予想を下回ったほか、イエレン財務長官が演説で、バイデン大統領が提示しているインフラ計画を実施するため法人税制に改革が必要と増税を推進したため回復に警戒感が広がり、下落に転じた。
根強いインフレ懸念や利益確定と見られる売りにおされ、引けにかけてさらに下げ幅を拡大、ナスダックも下落となった。本日のマザーズ先物は、米国市場やナイトセッションが下落した流れを引き継ぎ反落でのスタートが予想される。国内では、経産省が不正アクセスの防止の為にクラウドの政府調達には品質基準を設定すると日本経済新聞が報じており、クラウド関連銘柄が注目され相場を下支えすることが期待される。また、富山県のDX推進本部の補佐官に時価総額上位フリー<478>の川西康之執行役員が就任すると日本経済新聞が報じており、同社が相場に寄与することが期待される。日足チャートでは、昨日に4月27日以来の5日線を超えての反発となったが、海外市場や東証1部市場など外部環境の悪化により上値の重い値動きが予想される。本日の上値のメドは1091.0pt、下値のメドは1022.0ptとする。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:反落、外部環境の悪化で上値の重い値動き