20日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円51銭から、108円02銭まで下落して、引けた。インドやブラジルなどで新型コロナウイルス変異種感染が拡大しており、世界経済の回復に警戒感が強まりリスク回避の円買いが強まった。また、安全資産の米国債に買いが向かい長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.2060ドルから1.2023ドルまで下落して、引けた。定例理事会を控え欧州中央銀行(ECB)が大規模緩和を維持するとの見方を受けたユーロ売りに加え、ドイツ野党、緑の党の支持率がメルケル首相所属の与党統一会派、キリスト教民主社会同盟(CDU・CSU)を上回ったと報じられたこともユーロ売り圧力になった可能性がある。

  
ユーロ・円は130円73銭から129円99銭まで下落。

  
ポンド・ドルは1.3972ドルから1.3927ドルまで下落した。

ドル・スイスは0.91702フランから0.9137フランまで上昇した。

  [経済指標]・特になし <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 4月20日のNY為替概況