3月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円84銭まで上昇後、一時110円42銭へ弱含み110円74銭で引けた。米3月ADP雇用統計で民間部門雇用者数は2月実績を上回ったものの、予想を下回り、ドル買いが一段落した。ただ、バイデン米大統領の大型インフラ計画発表を控えてドルの下値は限定的となった。

ユーロ・ドルは1.1760ドルまで上昇後、1.1720ドルへ反落し、1.1726ドルで引けた。フランスのマクロン大統領は、新型コロナ感染の急増で、4週間にわたる全国ロックダウンを発表し、延長する可能性を示唆したため、ユーロの上値は重くなった。ユーロ・円は130円05銭まで上昇後、129円70銭まで反落。ポンド・ドルは1.3759ドルから1.3812ドルまで上昇。ドル・スイスは0.9404フランへ下落後、0.9459フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米大型インフラ計画への期待でドル下げ渋り