23日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円50銭から108円76銭まで上昇して引けた。パウエル議長のイエレン財務長官との下院証言でのハト派発言を織り込み米国債相場が堅調に推移。長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となった。そののち、対欧州通貨での動きに連れたドル買いが下値を支えた。

ユーロ・ドルは1.1895ドルから1.1849ドルまで下落して引けた。ドイツがロックダウンの延長を決定、さらに、アストラゼネカ製ワクチンへの懸念が再燃し、欧州でのワクチン配給の混乱を受けた回復の遅れへの警戒感が引き続きユーロ売り圧力となった。

  
ユーロ・円は129円13銭から、128円71銭まで下落。

  
ポンド・ドルは1.3800ドルから1.3752ドルまで下落。

ドル・スイスは0.9300フランから0.9340フランまで上昇した。


[経済指標]・米・10-12月期経常収支:-1885億ドル(予想:-1880億ドル、7-9月期:-1809億ドル←-1785億ドル)・米・3月リッチモンド連銀製造業指数:17(予想:16、2月:14)・米・2月新築住宅販売件数:77.5万戸(予想:87万戸、1月:94.8万戸←92.3万戸) <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 3月23日のNY為替概況