日経平均は53円安(9時15分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。日経平均が昨日までの6日続伸で1100円を超す上げとなったことに加え、日本時間の明日未明にFOMCの結果発表やパウエルFRB議長の記者会見が控えていることなどから利益確定売りが出やすく、株価の重しとなった。一方、米追加経済対策や新型コロナワクチンの普及などによる世界的な経済活動の正常化に対する期待感が強く、引き続き株価支援要因となった。また、新型コロナ変異ウイルスの感染拡大が懸念される一方、政府が首都圏1都3県に発令中の緊急事態宣言を期限の21日で解除する方針を固めたと一部で報じられたことも経済活性化への期待感を高め、株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後は、やや下げ渋っている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は53円安、寄り後はやや下げ渋り