NY外為市場でポンドは高止まりとなった。ポンド・ドルは1.3600ドル前後でもみ合い。ポンド円は139円58銭まで下落後、140円30銭まで上昇した。ユーロポンドは0.9035ポンドから0.9000ポンドまで下落。

英国と欧州連合(EU)の離脱を巡る通商交渉の合意期待や英国中銀が政策会合で金融政策の維持を決定し、マイナス金利に言及しなかったためポンドの買戻しに拍車がかかった。英国中銀はパンデミックの行方を睨みつつ、通商交渉の結果待ちの姿勢。

EUは交渉の新たな期限を20日に設定したが、英国のマイケルゴーヴ内閣府担当大臣は通商交渉で合意する確率は50%以下とするなど、不透明感は依然強い。

・英中銀
・政策金利を0.10%に据え置きとすることを決定
・債券購入プログラム規模を8950(国債8750/社債200)億ポンドに据え置き決定
「封鎖が2021年のGDPに影響へ」
「インフレに良好な進展の兆候が表れる前に引き締めはしない」「経済の見通しはパンデミック、英国の欧州連合(EU)離脱次第」
「見通しに異例な不透明感」
「必要とあれば資産購入拡大の用意」

<KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:ポンド高止まり、BOEはマイナス金利に言及せず