マザーズ先物見通し: 続伸、医療関連が下支えも75日線が重し
FISCO 2020年12月09日 08:10:00
本日のマザーズ先物は続落が予想される。8日の米国市場は7-9月期非農業部門労働生産性改定値が予想外に下方修正されたほか、追加経済対策で、共和党マコーネル上院院内総務が超党派の案を支持しない方針を示したため寄り付き後に下落した。その後、米食品医薬品局(FDA)が10日の会合を控え、ファイザー開発の新型コロナウイルスワクチンの有効性に良好な見解を示すと早期のワクチン配布への期待が高まったほか、共和党幹部が追加経済対策に関し協議することが報じられると、期待感から上昇に転じ、堅調推移となった。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは上昇した。本日のマザーズ先物は、米国市場が上昇したことや、ナイトセッションが上昇した流れを受けて、続伸でのスタートが予想される。政府が高校でもパソコンを一人一台の環境を整備する方針を固めたとNHKが報じており、マザーズ市場でも関連銘柄の動意が期待される。また、ソフトバンクG<9984>2号ファンドがデジタル薬の開発企業に8000万ドル出資とブルームバーグが報じており、時価総額上位のメドレー<4480>など医療関連の銘柄が相場を下支えすることが期待される。日足チャートでは5日線が25日線を下回るデッドクロスが出ており、依然として75日線を割り込みした状態となっていることから、上値の重さが懸念される。本日の上値のメドは1209.0pt、下値のメドは1150.0ptとする。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し: 続伸、医療関連が下支えも75日線が重し 」