3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円13銭から103円67銭まで下落し、103円84銭で引けた。11月ISM非製造業景況指数が低下したことを嫌って、ドル売りが優勢となった。その後、「追加経済対策で民主党ペロシ下院議長と共和党マコーネル上院院内総務が交渉再開」との報道を受けて、ドルは下げ止まった。

ユーロ・ドルは1.2175ドルまで上昇後、1.2133ドルまで反落し、1.2147ドルで引けた。ユーロ圏10月小売売上高や11月サービス業PMI改定値が予想を上回ったことから、ユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は126円53銭から126円03銭まで下落。ポンド・ドルは1.3500ドルまで上昇後、1.3433ドルまで反落。英国と欧州連合(EU)との通商交渉は合意に達するとの見方でポンド買いが強まったが、EU交渉チームが「合意までにはまだ道のり」と慎重な見解を示したため、ポンド買いは後退。ドル・スイスは0.8891フランまで下落後、0.8924フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:11月ISM非製造業景況指数の低下でドル弱含み