16日の日経平均は続落した。下降2日目の5日線が上値を圧迫する一方、上向きの25日線近辺まで下ヒゲを伸ばした後で下げ幅を縮小して強弱感の対立を窺わせた。終値は25日線上方にとどまり、上昇トレンド継続中の短期調整の形状となった。一目均衡表では転換線が2日連続で上昇したが、基準線は9日を起点に横ばいを続けており、依然として上にも下にも動きにくい形状。RSI(14日ベース)が55.33%、東証1部の騰落レシオが97.81%とそれぞれ中立圏にとどまっていることもあり、レンジ離脱材料を待つ相場の延長が予想される。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:続落、基準線横ばいで動きにくく