米商務省が発表した8月卸売在庫改定値は前月比+0.4%と、予想外に速報値+0.5%から下方修正された。ただ、4カ月ぶりのプラスで昨年4月来で最大の伸びを記録。8月卸売売上高は前月比+1.4%と7月の+4.8%から伸びが鈍化したものの、4カ月連続のプラスとなった。在庫と売り上げの割合は1.31と、パンデミック前2月来の水準を回復。

良好な結果にもかかわらず欧州債動向に連れ米国債相場は堅調。10年債利回りは0.78%から0.76%まで低下した。ドル・円は105円95銭から105円70銭までじり安推移。ユーロ・ドルは1.1790ドルから1.1821ドルまで上昇し3週間ぶり高値を更新した。

【経済指標】
・米・8月卸売在庫改定値:前月比+0.4%(予想:+0.5%、速報値:+0.5%)
・米・8月卸売売上高:前月比+1.4%(7月:+4.8%←+4.6%)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 米8月卸売在庫改定値は下方修正も昨年4月来で最大の伸び、ドルは軟調