9日のマザーズ先物は前日比8.0pt高の1310.0ptとなった。なお、高値は1314.0pt、安値は1281.0pt、取引高は6447枚。本日のマザーズ先物は、米国市場が続伸したもののナイトセッションがマイナスで終了した流れを引き継ぎ反落してスタートした。寄り付き後も、米国がイランへの新たな金融制裁を行ったことや高値警戒感から、一時はマイナス21.0ptほど下落する場面があった。しかし、川上法相が閣議後の会見で「婚姻、離婚届けも押印廃止・オンライン化を検討」と述べたことが市場に伝わりAIinside<4488>や弁護士ドットコム<6027>などデジタル化関連銘柄が徐々に値を戻して先物をけん引し上げ幅を拡大した。また、政府がオンライン診療について、恒久化することで調整に入ったとの報道で、時価総額上位のJMDC<4483>など遠隔医療関連の銘柄が上昇して先物を下支えした。このような流れの中で、マザーズ先物は限月高値を更新して一時は1314.0ptまで上昇し本日の高値圏で取引を終了した。

<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:続伸、婚姻届けの押印廃止で切り返す