1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円45銭から105円73銭まで上昇して105円56銭で引けた。米追加パンデミック経済救済策の合意期待や週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、経済封鎖前以来の低水準となったことから、ドル買いが一時強まった。ただ、9月ISM製造業景況指数は市場予想を下回ったことや、ムニューシン米財務長官と民主党のペロシ下院議長の交渉継続も合意成立なく、失望感からドルは伸び悩んだ。

ユーロ・ドルは1.1767ドルまで上昇後、1.1722ドルまで下落し、1.1746ドルで引けた。ユーロ・円は124円20銭まで上昇後、123円87銭まで反落。ポンド・ドルは1.2978ドルまで上昇後、1.2861ドルまで反落した。英国の欧州連合(EU)離脱後の通商交渉を巡って楽観的な見方が浮上したことから、一時ポンド買いが優勢となったものの、関係者が交渉進展を否定したため、ポンド買いは縮小した。ドル・スイスは0.9169フランから0.9199フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:新規失業保険申請件数減少でドルは下げ渋る