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大幅に続伸。上限6万株(0.852億円)の自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は2.05%。16日終値(1420円)で17日朝方の立会外取引(ToSTNeT-3)で買付けを委託する。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため。10日に直近高値(1669円)を付けて以降、株価が軟調に推移していたことも買いやすさにつながっているようだ。
東製鉄<5423>:656円(+6円)
伸び悩む。前日に7月の鋼材価格の値上げを発表、公表のタイミングが通常より早かったこともあり、その後は買い優勢となり、本日も高寄りする展開となっていた。値上げ幅はH形鋼でトン5000円、棒鋼で4000円などとなっている。ただ、足元でスクラップ価格が大幅に上昇しており、今回の値上げ幅ではコスト上昇分をカバーしきれないともみられているようだ。需給も緩慢とみられる中、ポジティブ視する動きには一巡感強まる。
良品計画<7453>:1553円(+34円)
大幅続伸。ローソン<2651>との提携報道が買い材料視されている。ローソンの一部店舗に生活雑貨「無印良品」の商品を置くほか、日用品などPB商品の開発にも乗り出していくようだ。本日から都内のローソン直営店3店舗で商品を販売、取扱商品数約3500品目のうち、最大約500品目が無印良品の商品に置き換わる見通し。今後も取扱店舗の拡充を図っていくようだ。消費行動の変化がみられる中、販路の拡大につながるとして今後の期待感高まる形に。
東レ<3402>:514.7円(-21円)
反落。米国の炭素繊維事業で生産体制の縮小に着手、数百人いる米子会社従業員の約25%を解雇することを決めて、サウスカロライナ州の工場で生産を休止したと報じられている。米国での炭素繊維の生産能力は1-2割減少の見込みとされている。同社にとって主柱事業であり、業績への影響が警戒される形となっている。また、同社に関しては、モルガン・スタンレーMUFG証券での投資判断格下げも観測されている。
石川製<6208>:1864円(+188円)
急反発。地政学リスクの高まりを映して、同社や豊和工業<6203>など防衛関連の一角に買いが向かっている。韓国の脱北者団体がまいたビラに強く反発し、北朝鮮が昨日、開城にある南北共同連絡事務所を爆破したと報じられている。これを受けて米国では、北朝鮮に挑発抑止を要求などともされている。また、中国とインド両軍が係争中地域での衝突により、インド軍は死者が計20人に上ったとの発表なども伝わっている。
PKSHA<3993>:3005円(+68円)
大幅に続伸。投資有価証券の一部を売却し、投資有価証券売却益26.14億円を20年9月期第3四半期に特別利益として計上すると発表している。資産の効率化と財務体質の強化を図るため。通期業績への影響は現在精査中としており、判明次第知らせるとしている。特別利益計上で純利益予想(前期比9.8%増の4.50億円)が上方修正されるとの期待から、投資資金が流入しているようだ。
Fーブレイン<3927>:1864円(-161円)
一時大幅高。伊藤忠テクノソリューションズ<4739>と業務提携を締結したと発表している。伊藤忠テクノソリューションズの顧客企業に対してセキュアなネットワーク構築などを協業して行う。フーバーブレインはエンジニア1人と営業1人を派遣し、伊藤忠テクノソリューションズに常駐させる。業務提携開始日は7月1日。業務提携が将来の利益拡大に資するとの見方から、寄り付き後は買い優勢となっていたが、その後はマイナスに転じている。
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