本日のマザーズ先物は、好悪材料が交錯し、もみ合い展開が予想される。前日の米国市場は、景気の先行き不透明感を警戒した売りと、アフターコロナによる在宅勤務などの増加に伴うIT関連サービス需要の増加期待が入り混じり、NYダウは続落した一方、ナスダック総合指数は終値で初めて10,000ptを突破するなどまちまちだった。マザーズ市場は、最近の株価上昇による過熱感が拭えていないなか、NYダウの続落は投資家心理の委縮につながる半面、米国市場のIT関連株の値上がりはテレワーク関連などには追い風になる可能性がある。また、前日に引き続きバイオ関連株に投資資金が振り向けられるなら、マザーズ先物にも好影響を与えそうで、全般はしっかりとした展開が見込まれるだろう。上値のメドは1045.0pt、下値のメドは1025.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:強弱感の対立でもみ合い展開か