18日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円50銭まで上昇後、107円20銭まで弱含み107円31銭で引けた。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が週末のインタビューで下半期経済の回復に自信を表明し、「景気支援策は無制限で手段は尽きない」と述べていたことを背景に米債利回り上昇に伴うドル買いや株高に連れたリスク選好の円売りが一時優勢となった。

ユーロ・ドルは1.0820ドルから1.0927ドルまで上昇し1.0915ドルで引けた。ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領が5000億ユーロ規模の欧州連合(EU)再建計画案を提示し、ユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は116円06銭から117円24銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2146ドルから1.2227ドルまで上昇。テンレイロ委員の発言を受けて、英中銀がマイナス金利導入も検討しているとの見方に伴うポンド売りが上値を抑制。ドル・スイスは0.9677フランまで下落後、0.9761フランまで上昇した。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:パウエルFRB議長の発言などを好感した円売りも