米国株式相場は続伸。ダウ平均は260.01ドル高の23775.27ドル、ナスダックは139.77ポイント高の8634.52ポイントで取引を終了した。米国4月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に上方修正されるなど経済指標が警戒されたほど落ち込まなかったほか、一部の州での経済再開を期待し買い先行となった。マラリア治療薬のクロロキンに関して米国の食品医薬品局(FDA)がその利用を警告したことなどで失望感が広がり一時下落に転じたものの、トランプ大統領の署名で追加中小企業救済策が成立、原油価格も続伸で引けると、引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別ではテクノロジーハード機器が大きく上昇した一方で、エネルギーや家庭パーソナル用品の上昇は小幅にとどまった。

フェイスブック(FB)は最大50人が参加できるビデオチャットのアプリを発表し、上昇。競合するズームビデオ(ZM)は高値から急反落した。本日ナスダックに上場したオンラインのスポーツカジノを運営するドラフトキング(DKNG)は大幅上昇。通信大手のAT&T(T)はCEOの辞任を発表し小幅高。航空大手のボーイング(BA)は737マックス機の米連邦航空局(FAA)による認定が早くても夏後半になるとの報道が嫌気され急落した。

米国南部のフロリダ州、ミシシッピ州、アラバマ州、ジョージア州、サウスカロライナ州、テネシー州の6州は協調して24日から経済活動を一部再開した。

(Horiko Capital Management LLC)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:米国株は続伸、一部経済活動の再開に期待広がる(24日)