NY外為市場で原油価格の反発に連れてカナダドル買いが強まった。その後発表されたインフレ率が5年ぶり低水準となったためカナダドル買いが一段落したものの堅調推移が続いた。ドル・カナダは1,4115カナダドルまで下落後、1.4165カナダドルまで反発。カナダ円は76円01銭から76円41銭まで上昇後、76円13銭へ反落した。

NY原油先物は10.26ドルから16.18ドルまで上昇、トランプ米大統領がツイートで最近目立つイラン軍艦による米国船への嫌がらせで、もし、イラン軍艦が米国船に嫌がらせをした場合、すべて砲撃し破壊してよいと海軍に指示したことを明らかにしたため、地政学的リスクを受けた買いが相場を押し上げたと見られる。

先に発表されたカナダの3月消費者物価指数(CPI)は前年比+0.9%と2月+2.2%から予想以上に低下し、2015年5月以降ほぼ5年ぶり低水準となった。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:加ドル堅調、原油先物が反発、加インフレは5年ぶり低水準