本日のマザーズ先物は、前日の米国株高などを背景に買いが先行し、続伸スタートが見込まれる。前日の米国市場は、サウジアラビアとロシアの減産合意期待を背景した原油相場の急伸が支援材料となり、NYダウなど主要株価指数は上伸した。シカゴの日経225先物も18000円台回復し、為替も1ドル=107円台後半で落ち着いている。外部環境の好転を背景に日経平均は反発して始まりそうで、マザーズ市場にも好影響を与えよう。ただ、週末に加え、米国では今夜、3月の雇用統計など注目度の高い経済指標の発表が控える。市場では「ある程度の悪化は織り込んでいるが、実際の悪い統計内容を目にすれば、投資家の不安感が改めて増幅しかねず、結果を見極めたい」との指摘も多く聞かれる。このため、買いが一巡した後は、模様眺めムードの強い展開となり、上値の重い展開が想定される。上値のメドは620.0pt、下値のメドは600.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:続伸スタートも上値の重さを意識か