TOCOM金 21年2月限・夜間取引終値:5423円(↓167円)

・想定レンジ:5200-5500円

4月1日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年2月限)は戻りの鈍い展開か。依然として国内の新型コロナウイルス感染者の拡大ペースに収束の兆しはみられておらず、東京株式市場は戻り売りに押される動きが想定される。一方で、足元で安全資産である金を含めた資産現金化の流れが再びみられるなか、本日朝方の為替相場も1ドル=107円台後半と前日大引け時から円高方向にて推移していることもあり、円高進行や現金化を意識した売りが金に対しては優勢となる公算が大きい。日米長期金利の低下基調の継続や株式市場の売り一巡後の動向次第では、下値で金を拾う動きは出る可能性はあろうが、積極的な押し目買いの動きは限定的となりそうだ。i

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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京金見通し:戻りの鈍い展開か、資産現金化の流れ続く