27日のマザーズ先物は前日比20.0pt高の599.0ptとなった。なお、高値は600.0pt、安値は587.0pt、取引高は3273枚。本日のマザーズ先物は、好悪の材料が拮抗するなか、もみ合いながらも反発となった。前日の米国市場では、2兆ドルの大規模経済対策の早期成立への期待感から大きく上昇した。この流れを好感して東京市場でも、主要指数は上昇スタートを切り、マザーズ先物もナイトセッションの流れを継続する形で反発スタートとなった。ただ、東京都をはじめとした各地域での外出自粛要請から、国内の消費動向を懸念した警戒感も強く、その後、日経平均など主要指数が伸び悩むと、個人投資家センチメントはやや悪化し、マザーズ先物の勢いも鈍る場面がみられた。
しかし、配当の権利取りや配当の再投資による買いも寄与する格好で東証1部の主要銘柄が終盤にかけて強含むと、個人投資家心理は改善し、マザーズ先物も再度取引終了まで値を上げていく展開となった。指数寄与度の高いところでは、JMDC<4483>、オイシックス・ラ・大地<3182>、フリー<4478>、マネーフォワード<3994>、ミクシィ<2121>などが上昇した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:反発、経済対策期待による米株高と国内景気懸念が対立する形に