5日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円95銭から106円23銭まで下落して引けた。米国の10-12月期非農業部門労働生産性改定値や1月製造業受注が予想を下回り、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測がさらに強まり米国10年債利回りが0.9%を割れ過去最低水準となると、ドル売りに拍車がかかった。新型肺炎の感染急拡大が経済や企業業績に一段と害を与えるとの懸念にリスク回避の円買いも加速した。

  ユーロ・ドルは、1.1167ドルから1.1218ドルまで上昇して引けた。

  ユーロ・円は119円68銭から119円10銭まで下落した。

  ポンド・ドルは1.2905ドルから1.2950ドルまで上昇した。

  ドル・スイスは0.9543フランから0.9470フランまで下落した。

   [経済指標] ・米・10-12月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率+1.2%(予想:+1.3%、速報値:+1.4%)・米・10-12月期単位労働コスト改定値:前期比年率+0.9%(予想:+1.4%、速報値:+1.4%)・米・先週分新規失業保険申請件数:21.6万件(予想:21.5万件、前回:21.9万件)・米・失業保険継続受給者数:172.9万人(予想:173.8万人、前回:172.2万人←172.4万人)・米・1月製造業受注:前月比‐0.5%(予想:-0.1%、12月:+1.9%←+1.8%)・米・1月耐久財受注改定値:前月比‐0.2%(予想:-0.2%、速報値:-0.2%)・米・1月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比+0.8%(速報値:+0.9%)・米・1月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比+1.0%(速報値:+1.1%)

  

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情報提供元: FISCO
記事名:「 3月5日のNY為替概況