以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家大野芳政氏(ブログ「☆副業時代の株式投資☆株価レーティングを使った短期ほったらかし投資「トランプ式投資術」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年3月1日13時に執筆


株式市場では国内外の証券会社やシンクタンク各社から毎日、多数のアナリストレポートがリリースされています。もともと、大口の売買注文を出す機関投資家向けに書かれていましたが、最近では一般の個人投資家にも提供されており、目にする機会も多いのではないでしょうか。


個別株のレポートでは、証券アナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い(強気)・中立・売り(弱気)」などの株価レーティングを付与しています。


レポートがリリースされた直後は、一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティングの情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。ただし、銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうことも多々あるため、レーティングに期待して買ったら高値を掴んでしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。


はっきり言うと「レーティング引き上げ=儲かる」は間違いです。「玉」よりも「石」の方が多いため、これだけでは勝率としては低いと考えた方がよいでしょう。しかし、「玉」と「石」を見分けることができたらどうでしょうか。勝率はぐんと上がります。


「玉」と「石」の違いはなんなのか。証券アナリストの「大野芳政」が株価レーティングを15年間以上、研究し続けた結果、いくつかの法則を発見しました。


そこで、レーティング公開後の値動きが一巡した銘柄から、短期だけでなく、中長期的にも上値余地が大きく残っている注目銘柄を紹介します。

☆今週の2銘柄はこちら!!

■芝浦電子<6957>

いちよし証券が2月25日に投資判断を「B→A」に引き上げたことが伝わっています。フェアバリューは3,800円を継続したようです。

レポートは、「同社の自動車用センサはハイブリッド車など電動車向けを中心に好調が続いており、21年3月期は3期ぶりに増収増益に転じる」という強気な内容です。世界的な自動車販売の不振が続く中で同社が逆行している点もあり、株価は素直に反応する可能性が考えられます。

また、目標株価との乖離も大きいため、全体相場が落ち着けば、急反発が期待できると私は考えています。


■TIS<3626>

東海東京調査センターが2月26日に投資判断を新規に「OUTPERFORM(強気)」、目標株価を8,200円としたことが伝わっています。

「キャッシュレス社会の進展に伴い業容拡大が続く」という内容のレポートであり、これだけではすでに株価に織り込み済みの感も否めません。しかし、「新規に決済事業参入者に対してクラウド型でキャッシュレスシステムインフラを提供できる業界唯一のプレイヤー」としており、こうした強みに触れられていると株価もポジティブに反応することが多いように思えます。

株価も全体相場にツレ安しており、6,100円台を航行する200日移動平均線あたりまで調整すれば買い妙味も大きいのではないかと私は注目しています。

※ブログでは株価レーティングを利用した投資法の運用記録を公開しています。

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執筆者名:大野芳政
ブログ名:☆副業時代の株式投資☆株価レーティングを使った短期ほったらかし投資「トランプ式投資術」




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情報提供元: FISCO
記事名:「 大野芳政:アナリストが教える「株価レーティングを使った副業時代の投資術」【FISCOソーシャルレポーター】