NY外為市場では主要7カ国(G7)財務相・中銀の共同声明を受けて、失望感が広がり、リスク選好の動きが後退した。ドル・円は107円台後半でもみ合い。107円65銭まで下落後、107円95銭まで上昇した。ユーロ・円は119円64銭から119円85銭の安値圏でもみ合いとなった。ユーロ・ドルは1.1125ドルから1.1095ドルへ軟化。

電話会談後、主要7カ国(G7)財務相・中銀は共同声明を発表、新型肺炎への対応で、財政手段を含めて、全ての手段を用い行動をする準備があるとした。ただ、期待されていた協調利下げなどの具体策の提示がなかったため、失望感が広がった。

300ドル超上昇していたダウ先物はいったん下落に転じその後は再び90ドル高付近で推移。米10年債利回りは1.1685%から1.1076%まで低下した。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:リスクオン後退、G7共同声明で行動公約も具体策提示なく失望感