19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円51銭から109円18銭まで下落して109円37銭で引けた。米国の週次失業保険申請件数が予想を上回ったほか、米12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、11月中古住宅販売件数、11月景気先行指数が軒並み予想を下回ったため、失望感から米債利回りは低下に転じ、ドル売りが優勢となった。

 ユーロ・ドルは、1.1107ドルまで下落後、1.1131ドルまで反発して1.1122ドルで引けた。ユーロ・円は、121円74銭から121円42銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3085ドルから1.2990ドルまで下落した。英国中銀は金融政策を据え置き、思ったほどハト派に傾斜しなかったものの、弱い小売りの結果や英国の欧州連合(EU)離脱への不透明感が存続し、戻りの鈍い展開となった。ドル・スイスは、0.9808フランから0.9771フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:予想を下回った米国経済指標に失望、ドル反落109.18円