米国株式相場は上昇。ダウ平均は100.51ドル高の28235.89、ナスダックは79.35ポイント高の8814.23で取引を終了した。前週に米中両国が第一段階の合意に達したことを受けて、先行き不透明感が後退し買いが先行。投資家心理の改善により、終日堅調推移となった。セクター別では、セクター別では、資本財を除いて全面高となり、特にテクノロジー・ハード・機器やエネルギーの上昇が目立った。

米中合意を受けて半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)やアドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)が上昇。携帯端末のアップル(AAPL)も買われた。製薬のアムジェン(AMGN)や医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)は、ゴールドマンサックスが買い推奨リストに加えたことが明らかとなり堅調推移。一方で、航空機メーカーのボーイング(BA)は、「737MAX」の生産停止や減産の可能性が伝わり下落した。

半導体のインテル(INTC)は、イスラエルの人工知能(AI)向け半導体メーカーを約20億ドルで買収した。PC向け半導体が伸び悩むなか、新たな市場を開拓する意向だ。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ100ドル高、先行き不透明感が後退