本日のマザーズ先物は、新規の手掛かり材料に乏しく、週末を控え模様眺めムードが強まりそうだ。前日の米国市場では、米中貿易協議の進展期待から買いが先行し、NYダウなどの主要株価指数は小幅に続伸。しかし、米中協議の行方を見極めたいとの思惑から上値が重かった。また、前日のマザーズ市場では指数寄与度の高い時価総額上位銘柄などが売りに押され、投資家の物色の矛先は東証1部市場やジャスダック市場に移っていた。こうした流れが本日も続くなら、マザーズ先物も買いが見送られ、軟調な展開となることが想定される。11月の米雇用統計の発表が控えており、週末のポジション調整の動きが強まる可能性もある。上値のメドは910.0pt、下値のメドは890.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:新規材料難乏しい、ポジション調整の売りも想定