日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12月5日、前日比-1.01pt(下落率6.13%)の15.44ptと低下した。なお、高値は15.60pt、安値15.01pt。前日の米国市場では、米中は部分合意に近づいているとの一部報道を受けて両国の歩み寄り期待が再浮上し、主要株価指数は反発した。こうした背景から、225先物はナイトセッションの間に買われ、日中取引に入ってからはこう着感が強い形となったが、ナイトセッションの終値水準での
高値圏推移となった。このため、プットは売られ、日経VIは低下した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経VI概況:低下、米中の歩み寄り期待再浮上でセンチメント改善