米国株式相場は上昇。ダウ平均は181.97ドル高の26346.01、ナスダックは79.96ポイント高の7903.74で取引を終了した。中国が米農産物の購入拡大を提案する一方、制裁関税の一部撤回を米国に求めていることが報じられ、明日から始まる米中閣僚級協議への期待から買いが先行。FOMC議事録では、米中貿易摩擦の長期化が米経済に与える影響を懸念していることが示唆されたが、終日堅調となった。セクター別では全面高となり、特に半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスの上昇が目立った。

ストリーミング端末のロク(ROKU)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、大幅上昇。ディスカウントストアのターゲット(TGT)は、事業清算したトイザらスのオンラインサイト再開の為、親会社であるトゥルー・キッズ・ブランドとの提携を発表し堅調推移。ゴールドマンサックスが7-9月期の利益見通しを引き上げ、アメリカン航空(AAL)やユナイテッド・コンチネンタル(UAL)など航空関連銘柄が買われた。一方で、鉄鋼大手のUSスチール(X)は、CFOの交代を発表し大幅下落となった。

携帯端末のアップル(AAPL)は、香港のデモ参加者が警察の動きを追跡できる地図アプリのダウンロードを承認していることを受け、中国政府や同国メディアの批判を受けている。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ181ドル高、米中協議の進展を期待