2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円60銭から107円05銭まで下落して107円16銭で引けた。米ADP雇用統計が小幅予想を下回り、米国、世界経済が景気後退入りするとの警戒感にリスク回避の円買いや米連邦公開市場委員会(FOMC)の追加利下げ観測を受けたドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.0916ドルから1.0964ドルまで上昇し1.0959ドルで引けた。ユーロ・円は、117円64銭から117円33銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2259ドルから1.2324ドルまで上昇。ジョンソン英首相が離脱に関する最終提案を欧州連合(EU)に提示。EUが英国の提案を歓迎し見直していくとの前向きな姿勢を見せたため秩序のある離脱への期待が広がりポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは、1.0026フランから0.9965フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:世界経済のリセッション懸念でドル下落